フィールドパッチ

notojyu

農と住

変わらない人の営みを示す輪郭


写真:守屋友樹

かつての集落の趣を残す風景。不定形な輪郭を持った中世から続く集落の外側に農地が拡がる。今でもこのようにかつての集落の輪郭がはっきりと残っているところが多いのも京田辺の特徴ではないだろうか。集落内部は細い路地が折れ曲りながら続き、区画整理された街のように見通しがきかない。建物に取り囲まれている感覚すら覚える。これは現代のようにわかりやすさを追求するよりも、外敵の侵入などに対する防御機能も持っていたと考えられる。京都と奈良の間にあり、度々戦争に巻き込まれてきた地域の面影を感じることができる。

京田辺を構成する6つのフィールドから見る

フィールドの縫い目から見る