フィールドパッチ

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住と住1

いびつな垂直の壁



注意深く観察してみると、一口に新興住宅街と言ってもその開発年度や主体の違いが街にちょっとした変化を与えていることに気がつく。松井山手、大住が丘、花住坂の順で開発が進んだ3つの住宅地の間にもそうした違いは見えてくる。特に3つの地区の真ん中にありながら最後に開発された花住坂との境界には、ある種の歪みが析出する。例えばそれはこの場所では、切り盛りすることでなるべくフラットな住宅地をつくるという論理がぶつかり合うことで垂直に切り立った空間として存在している。こう言う場所の存在が、均質な住宅地に少しの揺らぎを作り出しているようだ。

京田辺を構成する6つのフィールドから見る

フィールドの縫い目から見る