フィールドパッチ

フィールド・パッチ - 都市の縫い目を探る -

fieldpatch

同志社大学のキャンパスがある学研都市、京都・奈良・大阪のベッドタウン、緑が豊かな住宅街など、人それぞれに、また何に着目するかによって京田辺は様々な顔を見せる。いくつものイメージがパッチワークのように重なり合う結果、京田辺に対する印象はぼんやりとぼやけて、うまくとらえることができない。このぼんやりとした像をクリアなものにするためのリサーチを実施した

フィールド

なんとなくのイメージを超えて、京田辺という場と向き合うための足がかりとして、このパッチワークを構成している街の風景を6つのフィールドとして抽出し、その分布をマッピングする。私たちが思い浮かべる風景は、どのように広がっているのか。合わせて、そのフィールドに詳しい京田辺の方々にお話を聞き、フィールドがどのように成り立っているのかをまとめた。

フィールドの縫い目

さらにこの6つのフィールドがどのよう縫い合わされているのかに着目した。異なる風景がどのように接しているのか、その境界はどのように生まれたのか、そして対比からフィールドそのものの理解を深められないかというのが本リサーチの目指すところである。縫い目は、時に住宅地のつくられた年代に由来する分かりにくいものであったり、神社と住宅地が突然出会うような強いコントラストとして現れてきた。主に歴史、地形、インフラ、都市計画などの要因によってこうした境界は生まれていると考えられるが、それらが組み合わさることでそこには無数のバリエーションが生まれている。

これらのリサーチの結果は京田辺の特徴をまとめたものと言うよりは、フィールドと縫い目によって京田辺を構成する様々な物語や状況を断片的な、しかしある現実感を持ったものとして紹介している。ここから先、これらの断片を拾い上げ、また別の形で縫い合わせていく、もしくは風景が誰かの手で示されることを期待している。

企画名:フィールド・パッチ - 都市の縫い目を探る -
企画・制作:川勝真一(RAD)
制作協力:宮本彩香、山根香
写真:守屋友樹
事業名:平成28年度 京田辺市文化の仕掛け人事業