阿児 つばさ

美術家

阿児 つばさ

美術家


今までの作品について

社会に存在するscenario・新話の可視化、それらを包括した造形物を制作する。
T…わたし~~とか
Scenario…起きる前、起き続けていたこと
新話…つくっていくこと

今回のリサーチテーマ

郷土史と椿井文書
田の辺にみる風景 『あわさい (山城ことばで『間』や『隙間』)』

コミュニケーションについて

早朝の甘南備山に登るため複数名に声をかけ、行動した。山頂で地域の方と共に、にぎやかに朝焼けを観た。とても美しかった。

ハプニング

-京田辺の郷土史を研究されているHさんに中間報告前に偶然接触した。Hさんのお宅にお邪魔すると、母屋とは別に2戸にびっしりと資料室があった。Tが2週間という短期で京田辺に滞在し各自に調査対象、作品計画を探索しているということを話すと、「そんな2週間ではなにも分かりやしまへんで」とお言葉。その上で京田辺について、Hさんの身体ともとれる貴重な知識を複数の項目からお話いただいた。時間にして4時間×2日、Hさんはほとんど休まず高速で史実を話す。そこにはなによりアイデアが溢れている。そして時折「ここからは私のファンタジーやないですけれど」とHさんが郷土史をもとに制作する歌(短歌)についての解説が挿入される。

Hさんは郷土史研究家であり歌人でもある。ここに「京都Re:search in京田辺」は完結している、とさえ思ってしまった。
だけどRe:searchだぞ、と立ち直し。果ての無い物語を継ぐ、新たな視点、接触を、Tたる。

今後の展開

京田辺を歩いていて、いくつかの土地の風景とリンクした。そのように、いろいろな土地で京田辺の風景を思い起こすことが出来るのかもしれない。一方で京田辺の中心、あわさいとは何かを知りたい。
偽史として研究される椿井文書についても、参考にしていきたい。

Other Report